オリジナル設計の高機能緩衝材

精密機器の輸送などでは、製品や附属品同士が触れないように設計することが肝心です。また、いざというときの落下の衝撃を吸収できるような包装設計を必ず行っています。

緩衝材の設計において、製品の保護に加え、いかに梱包作業をしやすくするか・輸送コストを低減するかということも求められる条件です。
共用化などの工夫により、管理やコスト面でも大きくメリットが出るような包装設計を心がけています。

ただ単に、製品に合った包装を設計するのではなく、梱包作業が簡単になったり、広げて使用できるノビノビ緩衝材設計にしたり、できるだけ無駄を省いてコストダウンするなど、付加的な要素にもこだわりを持って包装設計を行っています。

製品の安全をより確実なものにするためには、落下試験が欠かせませんが、時間的な余裕がない・サイズの問題・製品が高額であるといった理由から落下試験を行えない製品もあります。
そういった場合でも、当社では専用の落下シミュレーションシステムを導入しており、実際に製品を壊すことなく正確なデータを得ることが可能です。

包装設計をする上で、緩衝材の素材は重要な要素です。
より確実な保護が必要、導電性が必須条件、におい移りのないものがほしいなど、包装する製品に合わせて求められる機能も変化します。
旭化成のサンテックフォーム®は、緩衝材の中でも優れた素材です。当社には、サンテックフォーム®を用いた設計・加工技術に関して、多くの実績と強い自信があります。